メッセージ

宮田琴は、日々金属に向き合い、感性を磨き、唯一無二の感動をお届けしています。

伝統的な鍛金技術。それは、真新しい板をたたき出し、ひたすら鍛錬を繰り返し造形する技術。その技術には、世界中の人々を感動させる力があり、その可能性に信念を寄せています。
宮田琴は、新潟県佐渡島にルーツを持ち、鍛金技法と宮田家特有の感性を通じて、金属の美しさを作品に映し出しています。

金工作家としての活動は、私の生きる中で特別な位置を占めており、中でも、女性としての生きることを優先し、自分の時間が思うように確保できない時もありました。しかし、それは、新たな視点を生む契機となり、女性としての喜びや挑戦をアートに込めることができ、独自のエッセンスとして作品に魅力を添えています。

心を満たし、人生を彩る

美しさと品質への探求は、人と人とが豊かな関係を築き、心通う力になると確信しています。私の作品を通じ日常に灯りをともし、価値ある瞬間を創り出すこと。それこそが、私が目指すところです。

情熱と優しさで、力強く造形された一点ものは、未来を照らす一生ものとなることを願っています。

アトリエ鍛~たん~
宮田琴について
Profile
祖父第2代 宮田藍堂(新潟県無形文化財 蠟型鋳金技術者)
宮田亮平(第9代 東京藝術大学学長、第22代文化庁長官)
1996年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科 入学(’98年中退)
2004年東京藝術大学大学院 修士課程工芸専攻(鍛金)大学院 修了
2005年東京藝術大学大学院 鍛金研究室 研究生 修了
2005年東京都荒川区にアトリエを開設
2009年~日本伝統工芸美術会 会員
2014年~女子学院 非常勤講師
2018年千葉県柏市にアトリエを移設
作品設置
東京都安田不動産本社ビル「people⇒myself」卒業制作
茨城県取手ストリートアートステージプロジェクト「KOTO」
東京都メインステージ秋葉原駅前ビル「FUKUROU work place」
東京都レクサス晴海「心をすませば」修了制作
千葉県バイコウスキージャパン「想いをよせて」
東京都神田明神 貴賓室庭園「はじまりの日」
新潟県佐渡汽船両津港ターミナル「琴朱鷺地」
鍛金について

鍛金(たんきん)とは金属の展性(てんせい)や延性(えんせい)といった性質を利用します。叩くと硬くなり、火をあてると柔らかくなるため、その工程を何度も繰り返しながら形成していき、絞り縮めるなどして形を作り上げていく技法です。

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